6.17シンポジウム@札幌
- kaigaihakensdf
- 2018年5月6日
- 読了時間: 4分


海外派遣自衛官と家族の健康を考えるシンポジウム
日 時 6月17日(日)13:00開場
会 場 かでる2.77階 710会議室
札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル
JR札幌駅南口徒歩13分
地下鉄さっぽろ駅(10番出口)徒歩9分 大通駅(2番出口)徒歩11分
西11丁目駅(4番出口)徒歩11分
JRバス北1条西7丁目(停留所)徒歩4分
中央バス北1条西7丁目(停留所)徒歩4分
公共地下歩道(地下歩行空間から北1条地下駐車場連絡口)1番出口徒歩4分
入場料 1.000円(資料代含む)
第1部 13:30〜15:00
旧日本軍の事例から見るコンバット・
ストレスと見過ごされてきたトラウマ
第2部 15:15〜16:30
イラク派遣の事例から考える
私たちの向き合い方
【登壇者】中村江里(日本学術振興会特別研究員PD) 福浦厚子(滋賀大学教員)
蟻塚亮二(精神科医) 五十嵐善雄(精神科医) 野田哲朗(精神科医)
【司 会】高遠菜穂子(イラクエイドワーカー)
【登壇者・司会者プロフィール】
五十嵐善雄(精神科医)
1983年岩手医科大学卒業。主に統合失調症のリハビリテーションに従事。精神科診療においてはPTSD治療や戦時中の被災者に遭遇し治療的関与を余儀なくされる。現在は診療所を開設。薬物を可能な限り少なくし、患者さん主体の治療を目標にしている。
野田哲朗(兵庫教育大学大学院教授・精神科医)
一般精神科臨床のほかアルコール・薬物嗜癖障害、PTSDの治療を行い、精神保健、災害精神医学、司法精神医学等を専門とする。長年、大阪府において公衆衛生行政に従事したのち、大阪府立精神医療センター医務局長を経て現在に至る。
蟻塚亮二(精神科医)
1972年弘前大学医学部卒業。1985年から弘前市・藤代健生病院院長。2004年から沖縄戦PTSDの診療にあたる。日本精神障害者リハビリテーション学会理事。2001年精神保健功労にて青森県知事表彰。2013年4月から福島県相馬市メンタルクリニックなごみ所長。
福浦厚子(滋賀大学教員・人間環境学博士)
専門は文化人類学。軍隊と社会との関係を自衛隊や配偶者の観点から研究。「コンバット・ストレスの視点から考える軍隊:トランスナショナルな視点とローカルな視点から見た自衛隊」(2012年)。研究発表「自衛隊研究諸相:民軍関係を超えて」関西社会学会大会シンポジウム「戦争と軍事文化の社会学」(2016年)。
中村江里 (日本学術振興会特別研究員PD [慶應義塾大学] )
専門は日本近現代史。アジア・太平洋戦争期の日本を事例に、トラウマと医療・社会について研究している。主要編著に『戦争とトラウマ―不可視化された日本兵の戦争神経症』(吉川弘文館、2018年)、『資料集成 精神障害兵士「病床日誌」』第3巻、新発田陸軍病院編(編集・解説、六花出版、2017年)など。
高遠菜穂子(イラクエイドワーカー)
2000年よりインドの孤児院、タイ、カンボジアのエイズホスピスでボランティアとして働く。2003年のイラク戦争を機に活動の場をイラクに移す。人道支援活動中に人質事件に巻き込まれ、PTSD症状に苦しんだ。北海道千歳市出身。
海外派遣任務を経験された自衛官、そのご家族や近しい間柄の方へ
以下のような症状、あるいは似たような感覚をお持ちの方はご相談ください。
◆体の一部に痛みや辛さを感じるがなかなか治らない ◆頭から離れない体験があり、そのことで眠れない、夢をみる ◆その時の気持ちがぶり返してくる ◆動悸、イライラ、感情が強くこみ上げる ◆そのことを考えないようにしたり、話さないようにしている ◆大きな音に戦慄する ◆神経が過敏になった ◆用心深くなった ◆不安、孤立感など。
🔍海外派遣自衛官と家族の健康を考える会とは?
自衛官の海外派遣における新たな任務は、戦闘を想定せざるをえない内容となっています。派遣された自衛官は極度の緊張状態に置かれ、かなりの心的負荷がかかると考えられます。また、不安を抱えた家族も気づかないうちに体調を崩してしまうことも懸念されます。そうしたコンバット・ストレスによる健康への影響に対して、情報提供、医療の面でサポートしていきたいと医療者、研究者、カウンセラー、戦争体験者によってこの会が立ち上げられました。私たちは自衛官やその関係者だけでなく広くコミュニティの中で理解を深めていくことが大切であると考えています。海外派遣自衛官と家族の健康相談、コンバット・ストレスに関する勉強会や相談会を全国で開催していきます。
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